相続登記の時効取得を知りたい

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親の代で不動産を所有していた場合、当然親の名義で登記されていますが、
その両親がなくなってしまうと子供に相続されます。
この場合、相続をするにあたり登記をすることになっていますが、
絶対にしなければいけないわけではありません。

特に、両親が亡くなった場合では様々なことをやらなければならず、
非常に忙しい状態です。
その中で、不動産の登記はどうしても後回しになってしまう傾向があります。
今回は、相続登記の時効取得について詳しく解説していきます。


■相続登記を忘れる原因

登記をする場合には、相続人全員からの承諾を得なければならないため
非常にめんどくさいという点も、忘れてしまう理由の1つでしょう。
そうすると、いつの間にか占有しているだけでそこに自分名義の不動産に
なっていないことを忘れてしまう可能性が高いです。

このように考えれば、今すぐに問題になるわけではありませんが、
しばらく時間が経過したのちに問題になる可能性もあるわけです。
どの段階で問題になるかと言えば、その不動産を売却する場合です。

今まで所有していた不動産を人に売却する場合には、売却する側
つまり今まで住んでいた人の名義で登記されていなければなりません。
もし、それがなされていないとすればもう一度確認し直さなければならなくなります。


■時効取得とは

相続してすぐに売却をしてしまう場合は現在の相続人すべてに対して
承諾を得ることが必要になりますが、時間が経過してしまうと相続人が
だんだん増えてきてしまう可能性があります。

そうすると、かなり面倒臭いことになってしまいなかなか登記が
できないことになるため非常に厄介です。
そこで、時効取得ができるように定められました。

時効取得とは、長らくその所有物を占有している場合、その人の持ち物になることです。
大抵の場合時間の経過とともに時効取得することができますが、その期間は
20年から10年ほどになっているわけです。

これによりわざわざ登記をしなくても第三者に対抗することが
できるため非常に便利と言えるでしょう。
つまり、土地を親から受け継いだ人にとって大きなメリットがあります。

ですが、この時にはいくつかの条件がありますので
それぞれ確認しておかなければなりません。
まず、所有の意思があること必要になります。

親から受け継いでみたものの、一切そこに住んでいなければそもそも意思があるとは言えません。
そのため、受け継いですぐにする必要はありませんが、しばらくしてから
自分の意思で住み続けることが取得すると最低条件の1つになるわけです。

次に、平穏かつ公然の占有であることが必要になってくるといえます。
これはどのようなことかと言えば、占有している場合でも奪いとったような場合は
平穏とは言えませんのでこの場合時効取得をすることができません。

よくあるパターンとしては、大地主の親が亡くなったから
その子供たちが争っているような場合です。
このパターンになると非常に厄介ですので早い段階で
争いを解決しておくことが必要になります。

ですが、特に兄弟の間で争いがなく平穏にその土地を占有しているなら
法律上の問題はないと言っても過言ではありません。
3つめの条件は、他人の物を一定期間占有していることが必要になります。
他人の物と書いてありますがこれは親のものと考えて良いでしょう。

このような場合には特に問題なく時効取得することができるわけです。
ちなみに、善意無過失で占有している場合には、本来ならば20年以上
占有していなければ時効取得をすることができませんが、10年間で
時効取得することができる点に大きなメリットがあります。

最後に、時効の援用を行わなければいけません。
これは、相続人全員に対して訴訟を起こし自分自身に所有権があることを
確認することをいいます。


■最後に

いかがでしょうか?
今回は、相続登記の時効取得について解説しました。
時効取得はすぐに売却したいという方には向いていませんので、そこだけ注意してください。
時効取得や相続登記の相談は是非、アイディアルホームにお任せください。